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朱ノ青 その10


 繋がった感触をうっとりと味わいながら、ユキはいった。
 唾をひとつ飲み込み、ツバキはなにもいわずにすぐそばまでやってくる。
 ユキは畳みに垂れ落ちていた精液を指先ですくうと、それを差し出した。
「ほら……アゲハの精液」
 ぽぉっとした表情でツバキは白く濡れた指先を目で追う。
 ユキはささやくように続ける。
「子供はダメでも、交わることくらいはいいだろ? 避妊に気をつければ、ある程度調節できる」
「それでも……ダメ……です。だって、わたくしたちは双子ですもの……。それに、そんなことしたら、赤ちゃん欲しくなってきちゃう……」
「ツバキも欲しいんだな、アゲハの子供」
「はい……欲しいです。精液欲しい……おなかの中に入れたい」
「私みたいにしたら、たくさんもらえるんだぞ? アゲハはとってもいっぱい出すんだ。それも、何回も何回もな」
「うっ……ふぅ……ユキさん、精液……でもダメ。ああ……わたくし、おかしくなりそう」
「この前はどうやったんだ? アゲハの精液もらえたのか?」
「あぁ……いただきました。お口から……妊娠しちゃうかと思うくらい、いっぱいいっぱい、流し込んでいただいて……う、うぅ、ふぅんっ!」
 思い出しただけで、ツバキは顔を歪め、肩を小刻みに震わせた。
 軽くイってしまったらしい。
「じゃあ今日も飲ませてあげようか。精飲好きなツバキのために、私が濃いのを絞り出してあげるからな」
「うあっ、ユキさん、いきなり動かないでっ」
 ユキは腰を振りつつ、精液をまぶした指をツバキの目の前に掲げる。
「もう少し待ってくれよ、ツバキ。もうちょっとで濃いのが準備できるから。あっ、んっ、……くぅ……それまで、さっき出した精液でがまんしてくれ」
 口元へ指を持っていくと、ツバキは我慢できない様子でしゃぶりついた。
「ん……ちゅ……くちゅ……ちゅぱ……ああ……お兄様の味。……昨日、しっかり舌で覚えたお兄様の味ですわ……ちゅ……」
「ふぅ、んはあっ、あっ、ゆ、指を舐められながら突かれるのっ、いい、かも……! つ、ツバキ、もうなくなったでしょ、精液。でもほら、た、ああっ、畳の上にいっぱい散らばってるのよ。あなたの好きな精液……くっ!」
 霞がかった瞳で、ツバキは転々と散る白い淫汁を見つける。
 もうためらうような理性は残っていなかった。
 犬のように這いつくばると、ツバキは舌を伸ばし、畳にこぼれた精液を舐め取りはじめる。
「だ、だめだよツバキ……ちゃん……。そんなの、きたな……うっ、くぅ……し、締めないでユキさぁん……ああっ! いいよぉ……」
 ぺちゃぺちゃと音を立てながらツバキは畳を這いずり、淫らな液体を舌から口へと移していく。
 やがてその顔は、精液の跡を辿って、その大元へたどり着いていた。
 視線を上げたツバキの眼前で、結合するふたつの秘所が濡れ光っている。
「ああ……お兄様のたくましいものが、ユキさんのあそこに深々と埋まって……素敵……んっ、ちゅっ……」
「わ、わぁっ」
 ツバキが結合部からもれる陰茎を舐め上げ、アゲハはすっとんきょうな声を発した。
 舌先はねっとりとねぶり上げ、ちろちろとくすぐりながら、玉袋までを行き来する。
「あはっ、あっ、いい!」
 そしてユキの秘裂をなぞって、淫核を啜りこんだ。ビクン、と背を仰け反らせ、ユキは後ろざまにアゲハの頭をかき抱いた。
「いいぞ、ツバキ、それ、もっと吸って! あぁー……! 子宮小突かれながら、舐められて、あたし、も、あ、あ、あっ!」
「だめぇ! ユキさんの膣、いつもよりうねって……ボク、イっちゃうよぉ!」
「イって、注いで! アゲハぁ!」
「あう、あううううっ!」
 びゅるっ! びゅうううう!
「きゃっ」
 射精を開始した男根のあまりの激しさに、驚いてツバキはすこし身を離す。
 血管を脈打たせながら、アゲハの剛直はユキの胎内へ精液を送り込んでいた。
 ずっぷりと埋め込まれたそれは、まるでふいごのように蠢きながら、陰嚢に貯め込まれた子種を、子宮へと移しかえていく。
「熱い、ああ、すごいぃ! まだ、まだ出てる、熱いのまだ出てる!」
 うわごとのように叫びながら、ユキは天井を仰いでいる。
 アゲハはピンと両足を伸ばしたまま、しがみつくみたいにユキの豊満な身体を抱いて、歯を食いしばっていた。強すぎる射精の快感に、身体中の筋肉が強張っている。
 ドク、ドク、ドク……ドク……。
「はぁー……、あぁ……」
 末期の吐息のような声を上げたのはどちらか。
 男根が最後の一滴を吐き出したのと同時に、弛緩したアゲハはばったりと倒れ込んだ。膣からは、にゅるっと男根がまろびでてくる。ツバキは霞がかった瞳のまま、その先端に飛びついた。
「お兄様……。精子、いただきます……」
「あっ、ツバキちゃ……うっ」
 愛液でぬるぬるに濡れたそれを口に含むと、ツバキはちゅるるるっと音を立てて、尿道に残った精液を吸い上げた。その刺激にアゲハの両足がビクビクと痙攣する。
「ぷぁっ。……ふふ、おいしい……」
 顔を上げ、舌舐めずりをしながら、その味をツバキは反芻した。
 絶頂から我にかえったユキが、その艶然とした表情を満足げに見やり、自らのまたぐらをぱっくりと指で開いて、ツバキに誇示した。まだ男根を咥えているみたいに丸く穴のあいた膣口から、とろとろと逆流したものが流れている。
「ほら、絞ってやったぞ、ツバキ。とっておきに濃いやつだ。欲しいか?」
「ああ……はい。欲しいです。とっても……」
「ふふふ、いい子だな。じゃあ思う存分、舐めてもいいぞ。アゲハの精液……」
 ツバキはユキの両足の間に割って入ると、秘所に唇をつけ、遠慮のかけらもなく吸い上げた。
 ずぞぞぞっ! じゅるるるぅっ!
「あはっ、あっ、いいぞ。膣だけじゃなくて、子宮にもねっとりした濃ぉいのが溜まってるんだ。あぁ、もっと、舌も入れて吸うんだ」
 吸引し、舌を差し込んでかき出し、ツバキは夢中で精液をむさぼっている。
 その艶やかな髪を撫でながら、ユキは頬を上気させて慈しむようにいった。
「これから毎日、こうやって三人で愉しむんだ。仲間はずれはなしだぞ? いいな、ツバキ」
 ツバキは股間から顔をあげると、無我夢中で、何度も何度もうなずいた。
 その口元は白い液体でべとべとに汚れ、しかし、いつもよりきれいだとアゲハは思った。
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2013/02/06 (水) | | #[ 編集]
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