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大江戸玩具桃色屋 その参の3
 イカボットの手袋に覆われた細い指は、たしかに張り型を突っ込まれたのと同じ太さと長さで、蜜柑の膣を押し開いていった。
 それが感覚だけのものであることは、早くも絶頂へ達した蜜柑が涙目で股間を見やったとおり、間違いない。イカボットは指一本を根元まで差し込んで、これからそれを自在に動かそうとしていた。
「いい感じデス、ミカンさんの中。愛液もたっぷりカミングアウトしてきました」
「あう! ああう!」
 指が前後する。その動きが途方もなく増幅され、まるでたくましい剛直に犯されているような感覚が蜜柑へ襲い掛かった。とめどなく流れ出した花園の蜜は座卓を濡らし、その下に置かれた一升枡へと滴り落ちている。
 蜜柑は数度指が動くたびに軽い絶頂感に襲われ、その絶頂感が数度繰り返すたびに大波に打たれたような極致へいざなわれた。
 精緻な顔立ちを紅潮させて、イカボットは蜜柑の責めを執拗に繰り返した。赤い唇をさらに赤い舌で舐め、責めることによって自身も性的快楽を得ているようだった。
「はあっ! はあぁっ! も、ゆるし――」
「まだまだデース。枡はまだ浸る程度にしか溜まってません。そして蜜柑サンへの愛撫もさらに激しくなることでしょうー」
「い、いやあっ」
「オウ、ワタシを拒否するとはなんと悪い子でしょう。悪い子にはお仕置きデスね」
 イカボットは股間をまさぐり続けた人差し指を引き抜く。ぬめりを帯びて輝く真紅の手袋はそのひじのあたりまでが濡れそぼっていた。人差し指をそのまま見せ付けるようにかざし、ゆっくりとした動作で中指をそのとなりへ持ち上げていく。唇が円弧を描いた。
「お次は二本。人差し指だけであの感覚デス。指二本はすなわち、張り型ふたつ分……。それがどれほどの快楽か想像してくだサーイ」
「あああああ」
 たったひとつの指であの威力なのだ。考えるまでもなく蜜柑には想像がつき、いやいやと首を振った。与えられるであろう快感の強力さに頭は恐怖しながらも、しかし体の方はそれを望んで貪欲に花びらをパクパクと開花させた。
「それではたっぷりと味わうのデス」
「いやいやいや――あああああッ!」
 蜜柑の声は引きつるように千切れた。挿入された二本の指の強烈な刺激のためである。
 膣から伝わる感覚はまるで未知のものだった。太く猛り狂った怒張がふたつ突き込まれているのに、ちっとも苦痛は無く、余裕を持って身体は受け止めているのだ。感覚だけは確かに伝わってくるが、実際挿入されているのは樹脂素材の手袋で覆われた指二本だけなのである。まるで自分の膣道が二倍に広がって、そこでふたつの男根が暴れ回っているようだった。
「ほら、交互にかき回してあげましょうね。二本挿れるとワタシも動かしやすいのデス。ここ、コレ。このふくらみをGスポット言いマスよ」
「はぐううぅ!?」
 快楽点を突かれ、蜜柑は動かない身体を仰け反らせて反応した。指と膣口のすき間から、ぷしゃっと吹き出るように愛液が噴出する。それはイカボットがくいくいと指を上下させるたびに、まるで射精するかのごとくぴゅっぴゅっと繰り返された。
 あまりの快楽に蜜柑は大きく口を開けたまま、天を仰いで硬直している。内部を淫らにえぐられるたび、身体をびくりと反応させて、そのつど吹き出した愛液はどんどん枡を満たしていった。責め手のイカボットは満足げに笑っている。
「すばらしデス。これなら愛液一升も思いのままデース。予備にもう一升追加してもよろしネ」
「いやあぁ――ああ」
「ミカンさんはすばらし子なのでご褒美あげマス。ワタシ、リンゴさんからあなたアナルいける聞きました。コレ、この左手でそこにご褒美しマス」
「あああアナルってどこですか」
「OH,アナル知らないデスか。おケツの穴をイングリッシュするとそうなりマス」
「えええッ!?」
「いきマスね」
「やめてえ!」
 イカボットはもちろん聞く耳持たず、蜜柑自身のねっとりと濃い汁で潤滑させた左手の指先を、快楽でひくつく菊門へと遠慮なく沈めた。
「あはあああっ」
 快感で滅多打ちにされた脳髄は、肛門への異物挿入も、もはや気持ちいいものがやってきたとしか受け取らなかった。膣から感じるものとは違う、身体の内側からほとばしる異様な快楽が蜜柑を酩酊させた。
 まるで三人がかりで押さえつけられ、犯されているようだった。実際はたったひとりが指先を動かしているだけだ。だがその指先がほんの少し前後するだけで、灼熱の鉄棒が身体の奥へ打ちつけられるような、激しい感覚をもたらしている。
 蜜柑は喘ぎ、そのうちに声も出なくなって、ただ愛液を製造し続ける機械と成り果てた。とめどなく溢れ続ける愛液は座卓の下の枡へと受け止められる。イカボットは告げた。
「もう半分まで来ましたよ。後半分、ここから少しハードね」
 花弁をいじり回す手を抜き、濡れそぼったそれをまたしても見せ付けた。
「今から術で筋肉緩めマス。そしてコレ突っ込む」
 そして拳を握った腕を差し出す。蜜柑は何を意味するか察知して、本気で恐怖した。
「うそ……うそですよね」
「ノン。西洋では腕による性交をフィスト・ファック言います。ベリーポピュラー」
「…………」
「オーウ、突っ込みないと思ったら意味通じてませんでしたか。とにかくトライ&エラーの精神デス」
「うそうそうそ! やめてこわれちゃう!」
「まずは筋肉を――」
「た――助けて杏子姉っ!」
Keep to me... その7
「あああ……ああ……」
 徐々に力の抜けていったランは、やわやわと余韻を愉しむようにクリトリスを転がしながら、淫猥にくちびるを舐めた。
「イっちゃったぁ……。ふふ。みんな、あたしのおマンコすごかったでしょ? でも残念だよ。このおマンコはね、シュウちゃんのものなの。おマンコだけじゃないよ。あたしの身体も心もぜ~んぶ、シュウちゃんのものなんだからね。この肉穴の中にずぼずぼって出入りして、気持ちよ~くなって、ぴゅぴゅって射精していいのは、シュウちゃんだけなの」
 にやにやと淫笑を浮かべながら、どろっどろっと濃い粘液を吐き出す秘所をいじくりつづける姿に、おれも我慢の限界を迎えてしまう。
 ジッパーを下ろしてペニスを取り出すと、ひくひくする雌穴にあてがった。
 まだ妄想の中にいるランは、想像の向こうの生徒たちに宣言する。
「ほら、みんな見て。シュウちゃんのおチンチンがおマンコに入るんだよ。このおチンチンはね、あたしのことをとーっても気持ちよくさせるから、うーん、何回いっちゃうかなぁ? 三回かな。四回かな。みんな、あたしがいっちゃうの数えててね。イクって言わなくても、足がブルブル震えたり、おマンコが潮を吹いたり、身体中が痙攣しちゃったりしたら、イクの合図だからね。――あ、あ、ああああっ!」
 ぬるぬるのどろどろになった膣内へ、男根を挿入する。
 それだけでくくりつけられた両足がばたついて、ガタガタと柵を鳴らせた。
「入っ……たぁ! ね、すごくスムーズに入っちゃったでしょぉ? あたしのおマンコはシュウちゃんのおチンチンの形に躾けられてるから、いつでも簡単に入っちゃうんだよ。躾けられたマンコ、とっても気持ちいいの。だから入れられただけで、あたしいっちゃうんだよぉ。いって、おマンコ肉がビクンビクンって、気持ちいいよぉって悲鳴を上げてるのにね、シュウちゃんったら、容赦なく――あはぁあああん!」
 ずぱんずぱんっ!
 言葉どおり容赦なく、おれは大振りなストロークで媚肉をえぐりはじめる。
「はあああぁぁ! すごっ、また、いきそ……! 入れて、いっちゃったおマンコ、すぐにじゅぼじゅぼされるから、あたしすぐにもう一回――んんんううぅぅ!」
 膣の中からはじまった痙攣が全身に伝播していき、ランは絶頂へ達していく。
 絞りに絞られた膣内で、おれは射精せずにこらえるのが精いっぱいだ。
 だがそんな様子はおくびにもださず、アクメに震える膣肉を貫いていく。
「やあああっ! いってる、いってるから、あたしいってる! シュ、シュウちゃん、あたしいってるんだよ!? いってるのにまだじゅぼじゅぼするの!? いく、いくの止まらない、いってるのにまたいく! いくのが普通になっちゃう!」
 ぱんぱんぱんぱんぱんっ!
 お互い汗まみれになった肌が濡れた音を保健室に響かせる。
 もし校舎にだれかいたらぜったいに聞こえてしまう音量で、ランは絶叫する。
「いく! いくのに動けない! 逃げられないよぉ! このままあたし、ずっとシュウちゃんにいかされ続けるのっ!? そんなっ、あたし、アクメ人形にされちゃう! いきっぱなしのお人形! あ、アクメ、またくるっ! いってるのにその上にアクメくるっ!」
 ぶしゅっ! ぶしゅっ!
 いまやおれのひと突きごとに、ランのアソコからは潮がほとばしり出て、ズボンもシーツも床も、愛液まみれにしていた。
「みんな、あたしはシュウちゃんのアクメ人形なのぉ! おチンポでいきっぱなしにされてる道具なの! だから見て、あたしがシュウちゃんだけの道具なところ見て、シュウちゃんとずっといっしょにいられるって、記憶に焼きつけてっ!」
「く、ラン……っ!」
 ぶわっと膣奥が広がって、子宮の手前に精液だまりが作られた。
 同時に膣口がぎゅうううっと肉棒へしゃぶりつき、膣ひだがざわざわと亀頭や竿全体を撫でまわしはじめる。
「ラン、こ、これっ!」
 最高に気持ちいいと思っていたランの膣内に、もっと気持ちいい状態があることを発見して、おれは思わずうめいていた。
 こんな快感を与えられて、射精をこらえることは不可能だった。
「はやあぁ! シュウちゃ、いくのっ、いくのぉ!? アクメ人形におチンチンがぴゅってしちゃうのぉ?」
「すげ、食われる、みたいだっ! うあ、出る!」
「はああああああっ!」
 腰を押し付けて射精する。
 これ以上動かすことは不必要だった。
 なぜなら、ランの膣道が嚥下するみたいにうごめいて、まるで手で搾るように肉棒をしごきたて、射精を促しているからだ。
 びゅっ! びゅるるるるううう!
 精液だまりめがけていきおいよく精子が吐き出される。
びゅっ! びゅびゅっ!
もっと出せとばかりに膣がうごめいて催促し、おれは言われるがままに次々と射精した。
「あやはぁらうわああぁ!」
 ろれつの回っていない意味不明な嬌声を上げて、ランが大口を開けたまま最大級のオルガズムを味わっていた。
「う、ぐ、ううっ……!」
 男は射精のとき、無意味に変な声が出なくてよかったと思う。
 そうでなければ、プライドが崩れそうなほどわけのわからない叫び声をあげていたに違いないからだ。
 ビクビクビクビクッ!
 突如、絞るだけだった膣の動きが、激しい痙攣とともに変わった。
 それはランにとっても予想外のことだったらしい。
「あ、あ、あ、あ、おマンコ、変っ! なに、これ、あたしのおマンコ、なにしようとしてるのっ!?」
「う、やば、抜けねーぞ……!」
 膣痙攣でも起こしたのかと思って焦るが、まだ続いている甘い射精の快楽に、もっと酔いしれていたいと言う二律背反も感じていた。
 ずるっ、ずるずるずるずるっ!
 亀頭が頭を突っ込んでいる精液だまりが、急激に収縮を始める。
 たっぷりと放たれてそこに溜まった精液が、いっきに子宮へと押し流されていく。
「はやあぁぁっ! 子宮下りてく、わかるよぉ。しきゅ、あたしの子宮、精液飲みにいくつもりだ! ごくごくごくって、馬が水を飲むみたいにして、シュウちゃんの精液飲むつもりだよぉ!」
「うあっ! ラン、咥え込まれてて、動けねぇ!」
「やだっ、やだやだ! シュウちゃん抜いて、あたしがはしたなく精液飲むところ、シュウちゃんのおチンポに見られちゃう! 抜いてよぉ!」
「そんなこといったって、これ……っ!」
 思わず素に戻って肉棒を引き抜こうとするが、精液だまりの入口にがっちりとカリ首が挟まれていて、びくともしなかった。
 亀頭の先にコリコリしたものが触れ、収縮した精液だまりがその内容物を奥へ押し流す。
「ああああ。もう、飲んじゃう、飲んじゃうんだからぁっ! シュウちゃんの精子ゴクゴクしちゃう! ね、いい? あたしの一番はしたなくてあさましい姿、おチンポに見せていい? こんな姿さらしちゃったら、あたしもう人間としてのプライドなんてなくなっちゃうけど、シュウちゃんそれでもいい?」
 美しい顔をよだれで汚しながら、ランが浮かされたように叫んだ。
 おれはその身体をしっかりと抱きしめ、耳元で囁いた。
「いいよ。ランはこれで、身体だけじゃなく心も、本当におれのものになるんだ。だから思いっきり飲み干せよ!」
「あはああぁぁ! うれしいっ! 飲むよ、見て、あたし飲むよっ!」
 ざぶんっ!
 そんな擬音が聞こえそうな勢いで、子宮口が精液だまりのプールへ突っ込んだ。
 ごくっごくっごくっごくっ!
 まるでピペットのゴム袋みたいに収縮した子宮が、恥も外聞もなく精液をむさぼっていく。
「ああああいくいくいく、精液飲んでいく、子宮が熱くていくううううう!」
「うわあっ!?」
 ランの絶頂に合わせて、おれの肉棒を咥え込んだ膣道がざわざわざわっとうごめき、強烈な上下の収縮を始めた。
 腰を動かしてもいないのに、はげしいピストン運動をしたみたいな快感に襲われ、不意打ちを食らったおれはあっけなく二回目の射精にいざなわれる。
「で、あ、出るっ」
 びゅるるるうううう!
 精液だまりに追加の精子を投げ込みながら、おれは眩暈がするみたいな陶酔に酔いしれた。
「うれしい! 飲んでも飲んでも精液増えてる、うれしいよぉ。ああっ、いっぱい飲めてうれしい、おなかいっぱいにしてくれてうれしい、うれしいっ!」
 艶然と笑いながらランはアクメの海に溺れ、その身体にしがみついたままおれも沈んでいく。
 ごく、ごく、ごく……。
 やがて射精もおさまり、精液だまりも空になって、ようやく子宮口は満足そうに口を閉じた。
「あは……。なくなっちゃった。全部飲んじゃったぁ。……あ、まだまだっ」
 ランがなにか気づいたみたいに言った瞬間、亀頭に子宮口が吸いついてくる。
「お、おい」
「もう、この中に隠しておくなんてずるいよ、シュウちゃん」
 ちゅるるるるるうう!
 尿道口がすさまじい吸引力で吸われ、精道に残っていた精液があまさず吸い取られていく。
「う……あ……」
「はい、おしまい」
 にっこり笑ったランの胸元へ、なんだか魂まで吸い出された気のするおれは、ばったりと倒れ込んだ。
 汗ばんだ肌と、濡れた包帯のコントラストが、頬に心地よかった。
「ラン、ずっといっしょだからな……」
「うん。片時も離さないでね」
「愛してる」
「あたしも愛してよ、シュウちゃん……」
 顔をあげて唇をまさぐりながら、そういえばはじめてお互いの気持ちを口にしたな、と思った。

                               おしまい
Keep to me... その6
 やがて拍手が収まると、顔を上げたランは一目散にステージ袖へ向かう。おれはそのわずかな間で、太ももに垂れ落ちるぬらぬらの愛液を認めた。
(ま、ばれちゃないだろうけど)
 あんなところでノーパンのままオルガズムを迎えたなんて、ふつうは想像もつかない。5センチ詰めたスカートも、おしりの下側の曲線が見えるぎりぎりのラインで踏みとどまっていた。
《つづいて、記念式典の行事へ移ります》
 アナウンスが、再び退屈な時間の始まりを告げる。
 おれがなんの気なしに外へ視線を向けると、たまたまステージ側の出入り口からランが校舎へ向かっていくのを見つけた。
(なるほど……)
 ランに関することなら、おれの脳みそは超能力者並みの勘のよさを発揮する。
 おれはクラスの列を離れると、気分を悪くしたふりをして、そばに控えている担任へ保健室へいってもいいか訊ねた。
 もしおれの勘が正しいなら、ランもそこへ向かったはずだ。
 許可を得たおれは校舎へ戻り、そっと保健室の戸を開けた。
「はっ、はっ、はっ、はっ……!」
 ベッドを区切ったカーテンの向こう側から、犬のように荒い息遣いが聞こえてくる。
「はぁっ、はっ、はぁ、は、はぁっ、ふ、うっ、うううっ!」
 そっと隙間からのぞくと、ランが体育座りの恰好で、我を忘れて股間をいじり倒していた。
「あううっ!」
 ビククっと背筋をひきつらせ、絶頂に達すると、すぐに泣きそうな顔になって首を振り、また激しく股間を手でこする作業に戻る。
「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ……」
 口元からよだれを垂らし、無我夢中で手淫に耽って、しばらくすると絶頂へ達してしまうものの、ぜんぜん満足できないのか、半泣きの表情でまたオナニーを始める。
「はっ、はっ、はっ、はっ……。は、あ、んんんっ!」
 何度かランが達するのを眺めてから、おれは声をかけた。
「ラン」
「え? あ、シュ、シュウちゃ……あっ、はっ」
「なにしてるんだ?」
「あっ、ふ、オ、オナニーして、るの。みんなに、見られて、ふぅっ、あたしたまらなくて、がまんできなくてっ。で、でも、軽くしかイケないの。こんなの、じゃ、あたし収まらないの……!」
「へえ……。ステージの上でイったのに、足りないんだ」
「ああ……ばれてる。シュウちゃんにはばれてるよぅ……。あたしが演説しながらオナってたのばれてる、変態生徒会長なのばれちゃってるぅ!」
 ビクビクっといままでより派手な痙攣が襲い、仰け反ったランはそのままばったりとベッドの上に倒れこんでしまう。それでも吸いついたみたいに股間の手だけは離れず、別の意思をもっているかのようにうごめいていた。
「シュウちゃ……シュウちゃん、どおしよぉ。あたしおマンコ止まらない、お汁垂れ流しでイキたい気持ちが止まらないよぉ。こんなだれもいないところでオナニーしてたんじゃ、お股のうずうずが収まらないぃ……!」
「誰もって……おれがいるだろ?」
「シュウちゃんはあたしの所有者だから、なにを見てもいいの。あたしのオナニー見るのは当たり前なのっ! もう、バカっ」
「キレんなよ」
 苦笑しながら、ひとつ思いついたおれはランに訊ねる。
「保健の先生はいないんだな?」
「うん。それに午前中いっぱい記念行事だから、校舎にだれもいないはずだよ」
「念のため鍵くらいはかけとくか」
 内側から扉の錠を下ろし、おれは包帯を手に取ってランの傍へ向かった。
「ラン……おれの言う通りにしろよ……」
「ん……」
 おれはランの制服を脱がすと、裸身に包帯を巻きつけ、手足を縛って拘束していく。
 大股開きの姿勢で足をベッドの柵へくくりつけ、左手は背中へ回して胴体ごと縛りつけ、右手は股間にあてがった位置で腰と一体化させる。
 最後に頭へぐるぐると包帯を巻いて目隠しをすると、一体の淫靡なミイラが出来上がった。
「シュウちゃん……うごけないよぉ……」
「ランはおれの道具なんだから、本当ならこっちの恰好の方がお似合いなんだよ。物は動く必要なんかないからな」
「あ……あたし、物になっちゃってるの……?」
「そうだ。でもアソコがうずくんだよな?」
「うん、シュウちゃん。おマンコ使って? はぁ……動けないあたしのおマンコずぼずぼして、いつもみたいにオナホにしていいよ……」
「勘違いしてるなぁ、ラン。おれはお前のオナニーを手伝ってやってるだけだ。ほら、右手を動かしてみろ。触りたいところに触れるだろ?」
「あ、ほんとだ……。あたし、ぜんぜん動けないのにオナニーだけはできるよ。あたしオナニーだけ……いまのあたし、オナニーしかできない……」
「そうだ。ランはいま、オナニーだけの存在なんだ。ほら、思い出してみろよ。さっき、ノーパンでどんなところに立ってた? ステージの上でおマンコいじって気持ちよかったか?」
「ああああああ」
 しゅっしゅっしゅっしゅ!
 すばやい指の動きでランはクリトリスをさすりはじめ、泣きそうな声を上げた。
「みんな、みんな見てたの。ノーパンでお股をコスコスしてるあたしを、全校生徒が見てたの! すごい、すごい昂奮したぁっ! だって、だって何百人も、あたしのオナニー見てたんだよ。もう濡れて濡れて、お汁が靴下まで垂れちゃって、――あ!」
 急に動きを止めて、ランが不安な面持ちを乗せた。
「ど、どうしよう。きっとステージの上に、ぽたぽた落ちたあたしのえっちなお汁が、水たまりになってるよぉ。オナニーの証拠、残してきちゃった……」
「ばれちゃうかもなぁ。あとでステージの掃除にきた連中、その水たまりを見てなんて思うんだろうな?」
「きっと――きっと、生徒会長がオナってたのばれちゃうんだよ! みんなに見られながら気持ちいい気持ちいいってよがったの、お見通しされちゃう……う、あ、はあぁっ!」
 しゅしゅしゅしゅしゅしゅ!
 がまんできなくなったのか、さっきの倍くらいのスピードで指が動き、みるみるうちにランは高みへ昇っていった。
「あああああ! すごい、いいっ! 見て、みんな見て、あたしのオナニー見てぇ!」
 高速でさすりあげる指先がクリトリスを四方八方からこすりたて、小さな豆はかわいそうなくらい形を変えて歪む。
 目隠しされたランの妄想は、一気に加速していく。
「見てる、みんなが見てるっ! お汁をぶちまけながらクリちゃんこすってるあたしを見てるぅ! ああっ、変態、変態だよぉ! いく、いくいくいく! イクところ見て、お潮吹いちゃうから、生徒会長のおマンコから、潮吹きするところ、みんな見てぇっ!」
 ぷしゃぁっ!  
 実際に見ていたのはおれひとりだが、想像の中で何百人もに視姦されて、ランは派手に潮を撒き散らすと、動けない身体を精一杯突っ張ってアクメを表現した。
 飛び散った愛液がまだらにシーツを染めている。おねしょの世界地図みたいだ。
その祈りには慈悲もなく 一章 第七節
「ふぁっ、あっ、ふあぁうっ」
 口から漏れる声に甘い響きが混じりはじめていることにも気がつけない。いや、仮に気づいたとしても、それが何なのかなどわからなかっただろう。先の灼熱とは違う熱さが腹腔から沸き起こり、少女の体を侵し始めていた。
 変化は体内でも起こっていた。陰茎の動きに合わせて、膣が蠕動をはじめたのだ。それは肉体の本能とでもいうべき行動で、少女の意思とは関係がない。突きこまれた男根に肉襞が吸い付き、柔らかく蠢動しながら悦を抜き出していく。ふほっ、と一際高い声を司祭があげた。
「蠢いておる、蠢いておる。淫乱な膣がくわえ込んだものをしゃぶっておるぞ! ほほっ、とんだ名器だ、これは!」
「あっあぁっ、あふっ、ふあぁああっ」
 一度動き始めた膣は止まることを知らず、脈打ちながら陰茎を貪りはじめる。自分の体内で何か起こっているのかまるで理解できず、アンヘリカはただ頭を振って涙の雫を飛ばすのが精一杯だった。
 頭の奥が痺れ始めている。膣内での変化は毒のように少女の体に染み込んでいった。体中が甘く痺れはじめ、全身から女が香る。異物感と嫌悪感しかなかったはずの膣から、わずかに快感の疼きが走り出す。抽送の際に淫らな水音が響くようになったのは、気のせいではない。目を覚ました性感は、容赦なく少女を責め立てた。
「あっ、ふぁっ、ひゃうあぁああんっ」
 そう、司祭の言葉は正しかったのだ。少女の膣は自ら男を求めて蠢き、少女の体は処女を強引に散らされても快感を得てしまう。つぼみの頃にはわからなかった性への反応の高さは、今や淫乱の花となって咲き誇っていた。
 口が閉じられない。はしたなく零した舌からぼたぼたと涎が落ちて、口内の熱が湯気となって視界を覆う。誇りまで、この熱に溶かされてしまう。
 いや――そんなものはもうどこにも残っていない。
 いかに虚勢を張っても、貫かれただけで涙を流し、腰を動かされては中断を懇願してきたのだ。涙を零し涎を垂らし、情けない言葉遣いで悲鳴をあげた。挙句の果てに善がり声まで漏らしている。騎士としての気高さなど欠片もない。これでは、ただの村娘と変わらない。
 そう、アンヘリカは既に騎士ではなかった。彼女はただの、十七歳の女の子だった。
「ふぁっ、ああっ――」
 それを自覚してしまっては、彼女を支えるものは何もない。使命も、誇りも、意地も、彼女を救ってはくれなかった。神すらもだ。
「――あああっ、んああっ、ひゃううんっ――」
 けぶる視界に黄金鞘が揺れている。これがなんだというのか。騎士としての何かは、アンヘリカに何も齎さなかった。今あるのは、犯されて噎び泣いている、その現実だけだ。
 ならば、もう――
「むほぅっ、で、出るぞぉぁっ!」
 アンヘリカはその言葉に咄嗟に体を緊張させ、結果膣をしめつけてしまった。肉と肉が密着し、脳内に男根の形が鮮明に浮かび上がる。それがぶくりと膨張した。
「――ふぁあっ、いああっああぁあああぁああっ!」
 それは悲鳴だったのか嬌声だったのか。
 打ち放たれた灼熱は、膣の中を余すところなく浸し、子宮を犯して溢れかえった。どぷり、どぷりと波打つ音が聞こえてくる気がする。先ほど一度出しているにも関わらず、呆れるほどの量を吐き出すと、ボドルザーは大きく深い息をついた。
「ぐほふぅぅううう……」
 じゅぽっ、と気色の悪い音をあてて、ようやっとペニスが抜かれる。後を追うように、収まりきらない白濁液がどろりと零れ落ちた。
「ほほっ、出た出た。孕んだか? 孕んだかのう? ぐほふふっ」
「う……うう……」
 がっくりと項垂れた視界に、先ほど見た赤い雫を追って伝う濁った精液が映りこむ。それは絶望に等しい光景だった。もしこの世に地獄があるとしたら、それは今この瞬間を言うに違いない。
「司祭様の子種を貰えて嬉しいか? おい、答えろアンヘリカ」
「……」
 少女は何も言わない。膝を折り、腰を落とし、そのまま体を傾けた。鎖のせいで倒れこそしなかったが、気を失ったのだ。
「なんだ、後始末もせずに寝るとは、無作法な女だ」
 ふん、と鼻を鳴らすと、ボドルザーはさんざん弄ばれた挙句意識を飛ばした少女を蹴り飛ばした。中途半端に起き上がっている体がひっくり返って、鎖がガチャガチャと鳴る。
「まあよいか。礼儀はこれから、ゆっくりと教えてやれば」
 司祭はくつくつと笑うと、たった数十分で驚くほどやつれたように見える頬に萎んだ男根を押し付け、精液の残滓を拭い取った。礼服の前を閉じ、脱ぎ捨てた上着を羽織ると、滑車を操作して鎖の位置を元に戻す。
 引き上げられても目を覚ます気配はない。あれほど嬲られたにも関わらず、わずかに震えるだけで元通り閉じている秘所の入り口から、重力に引かれて精液が糸を引いた。
「ふほほっ、さて――女どもは集まったかな。じっくり検分してやるか」
 どすどすと重い足音を立てて、司祭は暗い倉庫を歩み去る。後には、純潔と共に誇りまで失った少女が一人、吊られたまま残された。

次章:聖像広場の陵辱
その祈りには慈悲もなく 一章 第六節
「ふほほほっ、かわいらしい声で啼くではないか! それっもっと聞かせて見せろ!」
「いぐっ、いあぁああっ」
 容赦という言葉を知らないかのように、ボドルザーはその肥満体をゆすった。初めて男を受け入れる膣道は痛みを和らげる術など知るはずもなく、ただ巨根に蹂躙されるのを耐えるしかない。満足に濡れもしない、緊張して硬くなっている柔肉を剛直が往復するその様は、抽送というよりは最早掘削というべきだった。
「いっ、いあっ、ぐっ、あああぁああっ」
 喉を引きつらせて、アンヘリカは絶叫を繰り返す。痛みには慣れているつもりだった。訓練の過程で重傷を負ったこともある。だが、今腹の中から迸る感覚は、今までのどんな激痛とも違う、異質の痛みだった。
 まるで灼熱の焼き鏝を体の中に通されたようだ。脳天を突き抜ける炎は一向に収まることを知らず、往復を繰り返すごとに熱量があがっていく。このまま体の内側から焼き尽くされてしまうのではないかとすら思えた。
「もっ、もうっ、あぐっ、もうやめ……っ、ああっ」
「ほっ、ほっ、はっ、ふほほっ」
 ギシギシと鎖が揺れ、天井の滑車が悲鳴をあげている。体を起こしておくことが出来ずに、アンヘリカは首をカクンと垂らした。涙でけぶった視界に、白濁の残滓が残る黄金鞘の鎧と、震える腿が見えた。その奥で、贅肉の塊が腰を振っている。たゆむ贅肉に合わせるように、彼女自身の体も揺れていた。
 その腿に、一筋の赤い流れが見えた。
(ああ――穢されたんだ……)
 聖騎士になり、神の座に侍る者として、生涯誰にも与えるつもりのなかった純潔。それを、こんな形で、こんな風に失うことになるとは、誰か想像しただろう。それは、まるで今まさに暴圧されつつある少女の秘所が、最後に流した涙のように見えた。
「それぃっ!」
「んぐぁあぁあああっ」
 せめて声をあげまいと唇を噛むが、一際強く打ち込まれた衝撃に耐え切れず、勝手に喉から悲鳴が出た。なぜこの程度の痛みに耐えられないのか。剣戟に身を投じている時は、腕があがらなくなるほどの斬撃でも堪えられるというのに。
「どうだっ、そろそろよくなってきたか! んん?」
「あっ、あうっ、ふぅっ、あっ、」
 確かに、体中を焦がす灼熱は収まりはじめていた。少女がどう思おうと、女性としての肉体は膣を湿らせ、暴力的な行為からでも快感を得ようとする。
 だが、つい先刻まで処女だった彼女がそうとわかるほど明確な快感はやってこない。灼熱が引き、意識が明瞭になって得たのは、激烈なまでの痛みと、衝撃と、膣管を抉る男茎の生々しい感触だけだ。
「ひっ、ふっ、も、もう抜いて、もう抜いてくれ……!」
 十七年間閉じていた径が異物の形に歪められている。灼熱が駆け巡っていた時にはわからなかったその異物感が、腹の底から少女を苛む。生まれたばかりの獣が目の前にいるものを母親だと思い込むように、広げられた膣が司祭の陰茎を覚えこんでしまうのではないかという恐怖すらあった。
「いやっ、いやだぁあぁああっ」
 髪を振り乱してその異物から逃れようとするが、叶うはずもない。膝を擦って出口に向かっても、満足に進めないうちに引き戻される。拘束された手首が、カチャカチャと笑うような音を立てた。
「ほほっ、尻を振りはじめたか! 私を楽しませてくれるのか?」
「ちっ、違ぁああんっ!」
 抗議の声は腰の一振りで悲鳴に変わってしまう。ボドルザーはもう無遠慮な突撃だけではない、緩急織り交ぜた侵略に攻勢を変えていた。
 時には猛撃を、時には篭絡を、時には奇襲を、アンヘリカの反応を愉しみながら老練な手管で切り替えていく。先に陰核をねぶられた時のように、アンヘリカにはもう何がなんだかわからなくなっていた。
 いずれにしろ嫌悪すべきであるはずなのに、優しげに腰を抱かれる時は安堵するのを抑えられない。いつまた強襲されるかと思いながらも、ほんのわずかに気を緩め、その隙を的確に見破った強烈な一撃を叩き込まれるのだ。
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