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朱ノ青 その9



「……いいんだぞ、アゲハ」
 ゆっくりと男根を撫でさすりながら、やさしくユキがささやく。
「ここは世俗から離れた場所。お前に常識を叩き込んだのは私だけど、それはいずれ私がいなくなったとき、お前が下界に降りて困るかもしれないからだ。だが、ツバキがここへ来てくれた。もうお前がひとりになることはないんだ……んっ……ちゅっ……」
「あ、やっ……首筋を舐めたら……」
「お前はひとりじゃなくなった。ここでずっとツバキと暮らしてもいいんだ。世間の常識なんぞここには、お前たちにはいらない。兄妹で愛し合っても、子供を作ったって、咎める人間はだれもいやしない……」
「う、ううぅ……う……」
 首筋にくちびるを這わされ、乳首を転がされ、男根をしゅっしゅとしごかれながら、アゲハは甘い言葉に脳髄を犯されていく気がした。
 射精感が急激に高まっていく。
「あう、あう、ああああ……!」
「そうだ、妊娠させてもいいんだ。ほら、想像しろよ。この手がツバキの膣だって。この中で射精したら孕ませることが出来るんだ。素敵だろう?」
「ああ、あああああ」
 情けない声を上げて、アゲハは達してしまう。
 びゅっびゅっ、と白濁した液体が前方の畳へと飛び散っていった。
「はぁ、ぁぁああ……」
 射精は数回にわたって行われ、どろっとした精液の塊というよりは、先走り汁の混じった感じがする水っぽいものが吐き出された。
「……早かったから、だらしない射精になっちゃったな。まだ身体が準備できてないのに勝手に射精しちゃったんだな。……まあ次はもっと濃いのが出るだろう」
 ユキはぐったりするアゲハを抱きとめたまま、視線を戸口へ向ける。
「ツバキ。隠れて見てないで、こっちへ来な」
 がたっ、と襖が鳴って、その向こうの動揺が伝わった。
 アゲハはぼんやりと目を向ける。
「ツバキちゃん……?」
「は、はい……」
 観念して、襖を開けたツバキが入ってくる。どうやら襖の隙間から中を覗いていたらしい。
 顔は上気していて、息づかいも荒いようだ。
 落ち着きなく着物を直しながら、戸口近くへ正座する。そのすぐ手前まで、アゲハの精液は飛び散っていた。
「ツバキ、聞いてたなら話は早い。アゲハはお前と子供を作りたくっておチンチンから汁を飛ばしてしまうんだ。ツバキはどうだ? おなかの中に白いヤツをいっぱい貰って、受精してみたくないか? こいつに孕まされてみたくないか?」
「わ、わ、わたくし……は……」
 顔をさらに赤くさせて、ツバキはうつむいてしまう。癖なのか、指は着物の端を何度も直していた。
 しばらくそうしていた後、考えがまとまったのか、顔を上げる。口元は硬く結ばれていた。
「そのようなことはできません。わたくしたちは兄妹なのですよ」
「あ~、そうか。残念だったな、アゲハ」
「ツバキちゃんのいうとおりだよ。例えボクがそう思ってても、やっぱりいけないよ……」
「そうかそうか……。じゃあこのおチンポは、いつものように私がいただこうかな」
「あっ」
 中途半端な射精の後も撫でられ続けていた男根は、カチカチに硬いままだった。
 後ろから回り込んだユキが、アゲハの腰の上にまたがる。背中をアゲハの方に向けて、掻き開いた着物の裾からパックリと秘所をツバキに見せつけ、背面座位の姿勢で男根の切っ先をあてがった。
 挿入はせずに、性交への期待で筋ばってきた男根を指先で掻くように撫でる。
「すごいだろ、ツバキ。こんなに熱くて、太くて硬いおチンチンなんか、滅多にないんだぞ。こんなたくましいものでこの中を突き回されてみろ。あっという間にアゲハの物にされてしまう。こいつがなにをいったか知らんが、私は虜にされたんだ。アゲハのおチンチンの、おチンチンのためのマンコにされたんだ。育ての親を所有物にしてしまうくらい、すごいチンポなんだ、これは……んっ……うっ……くぅん……」
 そういいながらユキは腰を沈めていく。
 すでに垂れ流しになっていた愛液が男根の皮を包んで粘膜を作り、性交用の淫具にしてから奥にある穴の中へ飲み込んでいった。
「うぁっ、あああ……! いい、いいよアゲハぁ。毎日してても、何回やっても、はじめてしたときみたいに、気持ちいい……! あぁ、最高よ。この硬いの、最高……!」
「ユキ、さん……キツい……んんっ、ボクも気持ちよくなっちゃう……」
 自在に圧力を変えてくるユキの膣に絞られて、アゲハも我を忘れてしまう。
 後ろから抱きしめ、豊満な乳房を思うさまもみしだいた。乱れた着物から、白い果実が零れ落ちていく。
「ツバキ……そんな遠くで見てないで、もっと近くにこいよ……」
 繋がった感触をうっとりと味わいながら、ユキはいった。
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