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大江戸玩具桃色屋 その参の3
 イカボットの手袋に覆われた細い指は、たしかに張り型を突っ込まれたのと同じ太さと長さで、蜜柑の膣を押し開いていった。
 それが感覚だけのものであることは、早くも絶頂へ達した蜜柑が涙目で股間を見やったとおり、間違いない。イカボットは指一本を根元まで差し込んで、これからそれを自在に動かそうとしていた。
「いい感じデス、ミカンさんの中。愛液もたっぷりカミングアウトしてきました」
「あう! ああう!」
 指が前後する。その動きが途方もなく増幅され、まるでたくましい剛直に犯されているような感覚が蜜柑へ襲い掛かった。とめどなく流れ出した花園の蜜は座卓を濡らし、その下に置かれた一升枡へと滴り落ちている。
 蜜柑は数度指が動くたびに軽い絶頂感に襲われ、その絶頂感が数度繰り返すたびに大波に打たれたような極致へいざなわれた。
 精緻な顔立ちを紅潮させて、イカボットは蜜柑の責めを執拗に繰り返した。赤い唇をさらに赤い舌で舐め、責めることによって自身も性的快楽を得ているようだった。
「はあっ! はあぁっ! も、ゆるし――」
「まだまだデース。枡はまだ浸る程度にしか溜まってません。そして蜜柑サンへの愛撫もさらに激しくなることでしょうー」
「い、いやあっ」
「オウ、ワタシを拒否するとはなんと悪い子でしょう。悪い子にはお仕置きデスね」
 イカボットは股間をまさぐり続けた人差し指を引き抜く。ぬめりを帯びて輝く真紅の手袋はそのひじのあたりまでが濡れそぼっていた。人差し指をそのまま見せ付けるようにかざし、ゆっくりとした動作で中指をそのとなりへ持ち上げていく。唇が円弧を描いた。
「お次は二本。人差し指だけであの感覚デス。指二本はすなわち、張り型ふたつ分……。それがどれほどの快楽か想像してくだサーイ」
「あああああ」
 たったひとつの指であの威力なのだ。考えるまでもなく蜜柑には想像がつき、いやいやと首を振った。与えられるであろう快感の強力さに頭は恐怖しながらも、しかし体の方はそれを望んで貪欲に花びらをパクパクと開花させた。
「それではたっぷりと味わうのデス」
「いやいやいや――あああああッ!」
 蜜柑の声は引きつるように千切れた。挿入された二本の指の強烈な刺激のためである。
 膣から伝わる感覚はまるで未知のものだった。太く猛り狂った怒張がふたつ突き込まれているのに、ちっとも苦痛は無く、余裕を持って身体は受け止めているのだ。感覚だけは確かに伝わってくるが、実際挿入されているのは樹脂素材の手袋で覆われた指二本だけなのである。まるで自分の膣道が二倍に広がって、そこでふたつの男根が暴れ回っているようだった。
「ほら、交互にかき回してあげましょうね。二本挿れるとワタシも動かしやすいのデス。ここ、コレ。このふくらみをGスポット言いマスよ」
「はぐううぅ!?」
 快楽点を突かれ、蜜柑は動かない身体を仰け反らせて反応した。指と膣口のすき間から、ぷしゃっと吹き出るように愛液が噴出する。それはイカボットがくいくいと指を上下させるたびに、まるで射精するかのごとくぴゅっぴゅっと繰り返された。
 あまりの快楽に蜜柑は大きく口を開けたまま、天を仰いで硬直している。内部を淫らにえぐられるたび、身体をびくりと反応させて、そのつど吹き出した愛液はどんどん枡を満たしていった。責め手のイカボットは満足げに笑っている。
「すばらしデス。これなら愛液一升も思いのままデース。予備にもう一升追加してもよろしネ」
「いやあぁ――ああ」
「ミカンさんはすばらし子なのでご褒美あげマス。ワタシ、リンゴさんからあなたアナルいける聞きました。コレ、この左手でそこにご褒美しマス」
「あああアナルってどこですか」
「OH,アナル知らないデスか。おケツの穴をイングリッシュするとそうなりマス」
「えええッ!?」
「いきマスね」
「やめてえ!」
 イカボットはもちろん聞く耳持たず、蜜柑自身のねっとりと濃い汁で潤滑させた左手の指先を、快楽でひくつく菊門へと遠慮なく沈めた。
「あはあああっ」
 快感で滅多打ちにされた脳髄は、肛門への異物挿入も、もはや気持ちいいものがやってきたとしか受け取らなかった。膣から感じるものとは違う、身体の内側からほとばしる異様な快楽が蜜柑を酩酊させた。
 まるで三人がかりで押さえつけられ、犯されているようだった。実際はたったひとりが指先を動かしているだけだ。だがその指先がほんの少し前後するだけで、灼熱の鉄棒が身体の奥へ打ちつけられるような、激しい感覚をもたらしている。
 蜜柑は喘ぎ、そのうちに声も出なくなって、ただ愛液を製造し続ける機械と成り果てた。とめどなく溢れ続ける愛液は座卓の下の枡へと受け止められる。イカボットは告げた。
「もう半分まで来ましたよ。後半分、ここから少しハードね」
 花弁をいじり回す手を抜き、濡れそぼったそれをまたしても見せ付けた。
「今から術で筋肉緩めマス。そしてコレ突っ込む」
 そして拳を握った腕を差し出す。蜜柑は何を意味するか察知して、本気で恐怖した。
「うそ……うそですよね」
「ノン。西洋では腕による性交をフィスト・ファック言います。ベリーポピュラー」
「…………」
「オーウ、突っ込みないと思ったら意味通じてませんでしたか。とにかくトライ&エラーの精神デス」
「うそうそうそ! やめてこわれちゃう!」
「まずは筋肉を――」
「た――助けて杏子姉っ!」
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