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大江戸玩具桃色屋 その弐の1
 ざざぁ……
 たっぷりの湯を張った風呂桶に、蜜柑は肩まで沈み込ませて、ちょうどいい湯加減を愉しんでいる。
 齢十七の娘とは思えぬ、豊満な肉体が湯の中でゆらゆらと歪み踊っていた。
 江戸市中において古来より個人の湯殿はかたく禁止されてきた。それが銭湯の文化を生んだのであるが、その目的の第一は防火のためである。消防の技術が発達してきた昨今、江戸に大火は数十年の間なく、規制を改めるべきだとの意見もちらほら出てはいるようだが、いまだに禁止令が生きているのは防火目的よりも、銭湯業界の手ごわい反対によるものが大きい。
 そんな中で桃色屋が離れに湯殿を構えておれるのは、もちろん特別に許可をいただいているからだ。日本橋の大店くらいになると、金にものを言わせて許可を得ることも充分可能だが、桃色屋のような小さな店が湯殿を持つことはめずらしい。
 こう言う許可のたぐいはどこからともなく、長女の杏子がもらってくるのが常であった。その方法は蜜柑にも想像がつかない。
「あ~、いい気持ち」
 手足を充分に伸ばせる広さはないが、広い洗い場もついているしふたりくらいならなんとか同時に入浴することも可能だ。三人暮らしにしては立派なものである。
「蜜柑ちゃん、いいかしら」
 脱衣所のほうから杏子の声がした。
「はぁい」
 返事をすると、ガラッと戸が開いて、手桶とぬか袋を持った杏子が入ってきた。もちろん湯文字も身に着けぬ全裸である。
 見慣れている妹ですら、目にするたびに惚れ惚れとする身体だった。
 腰はぐっとしぼられて、息をするたびにあばらが浮いて見えるのに、その上にある乳房は蜜柑のものよりもまだ、ひとまわりもふたまわりも大きい。ずっしりとした、おいしそうな果実の中心には、きれいな桜色の乳輪がこぢんまりと円を描いていて、そのさらに真ん中へ、ちょこんと突起が乗っている。
 腰まである長い髪をさざめかせつつ、杏子は風呂桶の近くへかがみこんだ。
「ひさしぶりに、背中流してあげる」
「う――うん」
 手桶で身体を流した杏子が、風呂桶に足を入れた。ざぁっと溢れた湯が流れ落ちる。
 さすがに風呂桶はふたりではせまく、肌と肌がぴったりと密着して、蜜柑はドキドキした。杏子の大きな胸が、曲げたひざの先で潰れているのだ。黒髪が湯の上にふたをするみたいに広がっている。
「やっぱり蜜柑ちゃんのお肌ってきれい」
「杏子姉だって」
「私はもう歳だからダメよ。二十も半ばなんですもの」
「歳なんか関係ないって。こんだけいい身体してんだからさ」
 手を伸ばし、片手ではとても扱いきれるものではない乳房をつかんだ。
「あン、もぉ。やったな」
 杏子もすいつくような蜜柑の肌へ手の平を這わせる。太ももに細い指先が這い、ぞくっとした蜜柑は足を閉じようとしたが、狭い風呂桶の中で股の間には杏子の膝が割り込んでおり、それもできない。
「杏子姉、感じちゃうよぉ」
「んふ、蜜柑ちゃんかわいい」
 杏子の手は太ももから徐々に大胆に、股の付け根へ下がってきた。
 負けじと蜜柑も胸全体を揉みながら、乳首を中心に責めていく。指と指の間に小さな突起を挟んで動かすと、だんだん固くしこってきた。
「杏子姉も感じる?」
「ええ……じょうずよ」
「ね……おっぱい、いい?」
「ふふ、あまえんぼなんだから。いいわよ。……ほら、いらっしゃい」
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