2ntブログ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
その祈りには慈悲もなく 一章 第五節
「待ちきれないのか? 尻の穴が催促しておるぞ」
「だ……っ黙れ!」
「ふほはっ」
 司祭は笑いながら、更に顔を寄せた。鼻息が臀部を撫でて、逸らせた背がかすかに震える。ふっくらと膨らんだ土手には、薄い恥毛が楕円状に翳っている。桜色の肉襞が折り重なる陰唇はその口を閉じて、司祭の目から秘所の奥を隠していた。目を凝らしても興奮の兆候は見えない。いささか落胆した気持ちで、司祭はふん、と鼻息を噴いた。
「ん……」
「なんだ、鼻息ごときでもう耐えられんのか。襞がビクビクとわなないていやらしいぞ。穴の奥まで丸見えだ」
「う、嘘をつけ!」
「嘘なものか。とんだ淫乱だな、お前は」
 こんこん、と腰当てを叩くと、甲冑の冷気が尻を撫で、ビクリと騎士の体が震える。にやにやと笑って、ボドルザーは無骨な指をそれ自体が芸術品であるかのような尻に、無遠慮に這わせた。
「ぐ……」
「まだ表面を撫でているだけだぞ」
「黙れ……っ」
 司祭の手は優しく、ゆっくりと柔尻をこねはじめた。掌に収まりきらぬほどの桃肉が太い両手から零れて、淫靡に形を歪める。その光景だけで達してしまいそうだった。
「ふぐ……」
 掌の感触を存分に愉しむ司祭とは違って、騎士にとってはやたらな拷問よりも遥かに辛い時間だった。口に含むよりはましだが、それでも早く終わってもらいたいことに違いはない。
「は、早くしたらどうなんだ。やはり回復しないのか?」
「ふん? もう少しこの感触を楽しみたかったが、まあよいか。ご所望とあらば応えよう」
 言うや否や、盛り上がった土手に太い指が添えられた。そのまま秘裂に沿って指を巡らせ、襞の一枚一枚を検分するように撫でさする。その度にぞわぞわとした悪寒が股座から這い上がって、アンヘリカは唇を噛み締めた。そうでなければ、また短い悲鳴をあげてしまいそうだったのだ。
「ふむ」
 太い指が秘裂を一蹴し、包皮を被って隠れている陰核に辿り着いた。指の腹で軽く押し込んでやると、それだけで少女の背が跳ねる。
「ここが弱いのか?」
「し、知らない」
「知らないはずがあるまい。自分で弄るだろう?」
「知らないと言っているだろう!」
「強情だな」
 まるで加減というものを知らないような力で、ボドルザーは陰核を握りつぶした。一気に皮が剥かれ、快楽の中心とでもいうべき小豆が、ちゅるん、と顔を出す。
「――あひぁっ!」
 経験したことのない感覚に、思わず声が跳ね上がった。快感などでは断じてない、痛みというよりは衝撃に近い感覚だった。無理もない、震えるばかりで肥大化もしていない陰核を全力で摘まれ、無理やりに皮を剥かれたのだ。
 自ら慰める時ですら秘唇を僅かに撫でる程度の行為しかしない少女にとって、司祭の暴挙は酷すぎた。
「ふほほっ、やっと嬌声をあげおった」
「ち、ちが――あきゃああっ」
 抗議の声は形にならない。剥き出しの陰核を二本の指が挟みこんで、ぎちゅぎちゅと揉み出したのだ。衝撃が光になって脳天を衝きぬけ、光が激痛となって脳髄から駆け下りる。このまま死ぬではないかと思うほどのシグナルの明滅だった。
「ふっ、や、やめっ、あ、あああっ、いぎぅぅうっ」
「感じておる感じておる。お前、やはり淫乱だのう」
「ふっ、ふざける……あ、あああっ!」
 口を開けば悲鳴しか出ない。ボドルザーは笑いながら陰核責めを続けた。揉みしだき、捻りまわし、押しつぶし、まだ快楽のなんたるかを知らない体から、強引に悦びの雫を引きずりだす。手の中の肉芽がわずかに膨らみ、閉じられていた秘唇が震えながら開きはじめるのを見て、ボドルザーは口の端に浮かべた笑みを深くした。
「下の口が開きはじめたぞ。そんなに入れてほしいのか」
「な、なにを……きゃああぅっ、」
「ふほっ、かわいらしい悲鳴だな!」
 指の腹で陰核を持ち上げ、ゆるやかに撫でさする。先ほどまでの苛烈な責めから一転した触れ方に、アンヘリカは戸惑ったような声を出した。肉体の混迷は更に強く、優しい愛撫に過敏なまでの反応を示す。
「あ……ふぁっ、あ、」
「んん? どうだ、気持ちよかろう」
「な、なにを……」
 先刻までが苛烈すぎたのだ。他人に触れたられたことのない部分を労わるように撫でられると、それだけで肉体が共鳴をはじめる。痛めつけられた体が無理にでも快感を得ようとするかのように。
「な、なにか、変だ……!」
「変なものか。それが快感というものだ」
 ほんの少し強く、肉豆をつまむ。「あふぁっ」と高い声をあげて、少女の背が大きく反り返った。ただ痛みだけではない何かを感じている声だ。
「よしよし、もっとその泣き声を聞かせてもらおうか」
 既に司祭のペニスは充分以上に膨れ上がっていた。皮が完全に捲れ上がり、露出した亀頭が快楽の予感にビクビクと息っている。幾本も青筋の立つ凶器は、口淫の際とは比べ物にならないほど大きく太く猛っていた。その凶悪な代物を見ずにすんだのは、騎士にとっては幸運かもしれない。
「はっ、はぁ――」
 アンヘリカの視界は薄い靄と涙に包まれ、まともに世界を映さない。執拗な陰核責めに思考を奪われ、頭の奥がずっと痺れていた。だらしなく開いた口元から涎が零れ落ちたが、口元を絞めることすらままならない。痛みの余韻がいつまでも太腿の内側にこびりつき、疼きとなって彼女を苛んでいた。
(感じて、いるのだろうか……)
 ふと、心のどこかがそう呟く。
(これが快楽なのか? この男の言うとおり、私は淫乱なのだろうか……)
 快楽を知らない少女は、未経験の衝撃をどう捕らえてよいのかわからず、それに分かりやすい答えをあてはめてしまう。彼女の感じているものは性の喜びとはとても言えないが、アンヘリカにはそれがわからない。
「ふ……」
 何か硬いものが秘裂に押し付けられる。その先に待つものが女性として最悪の結末であることに、アンヘリカは気がついた。視界の靄がわずかに晴れ、強靭な意志が帰ってくる。駆け引きも謀略もない、ただ本能だけが叫んでいる。止めなければならない――
「や、やめ」
「今更何を言っている!」
 つぶり、と司祭の股から生えた凶器が陰唇を押し込む。さんざん嬲られた秘裂は意外にもあっさりと亀頭を飲み込んだ。だが容易だったのはそこまでで、膣口から先へは簡単には進まない。騎士の膣は、まだいかなる存在も通過したことのない未踏の地なのだ。
「ふんっ!」
「あふっ、はああっ」
 ボドルザーは些かも躊躇せず、思い切り腰を捻りこんだ。みちみち、と肉の壁が押し広げられ、亀頭がずぶずぶと埋まっていく。自分の体に異物が侵入してくるという、想像を絶する感覚に、アンヘリカは喉を逸らしてぱくぱくと口を開閉させた。
「ぬ、抜いて、抜いて!」
「ふほほっ、まだ入ってもおらんわ!」
 その言葉に、視界が真っ暗になった。今でさえ、充分以上に陰茎を感じているのだ。入ってもいないというのはどういうことなのか。では、今膣に感じているこれはなんだというのだ。
「それっ、一気に行くぞ!」
 ずぐぐ、とペニスが衝きこまれる。もう無理だ、この先はないと思ったその奥まで、異物感が押し入ってくる。
 ボドルザーは処女騎士の反応を楽しみながら、亀頭の半ば以上が埋まったあたりで腰を止めた。慈悲ではない。そこに、壁があったのだ。
「膜まで来たぞ」
「ま、まく……?」
「清浄の証だ。これからお前は体の内側を汚され、神の座から落ちるのだ」
「ま、まって、何を、」
「それ、一生に一度の体験だ、いい声で飾れよ!」
 次の一撃は、今までのどんなものよりも強烈だった。
 何よりも先に灼熱が迸った。押し開かれた膣の入り口、懸命に他者の侵入を拒んでいた処女膜が、か細い悲鳴をあげて打ち破られる。脳天に達した熱が痛みへと変換され、痛みを打ち抜いて体内の陰茎が突き抜ける。開ききった口からはまともな声も出ない。かすれた悲鳴は音にならず、冷えた空気に湯気を立ち上らせるのがせいぜいだ。
 狭い膣壁をこすりあげながら破城槌のような勢いで突進する肉棒は、最早何物にも遮られることなく、騎士の誇りも少女の悲鳴も、丸ごと打ち砕いて粉々にしてしまう。まなじりに溜まる涙が零れ落ち、突きこまれた陰茎が最奥に達して、

「いやあああああああああああっ!」

 ようやく、少女は悲鳴をあげた。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2003-2008 アスティア地球連邦軍高速駆逐艦タケミカヅチ all rights reserved.
Powered by FC2 blog. Template by F.Koshiba.