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爺xあうう
・メンテ中暇なので書いてみた「爺×あうう」完成版

・登場人物 爺さん・あうう・豆・擬似妖精
・収録プレイ 触手・アナル・フルマッチョナイアス


第一章 淫謀


 終わりの見えぬ五つ巴の戦争が続く中、戦いに終止符を打たんとカセドリア連合王国聖女王ティファリスは、傭兵将軍ウィンビーンひとりを連れ、エルソードの首都リベルバーグを訪れていた。賢人と名高い国王ナイアスと秘密協定を結ぶためである……。
「わあ……。不思議なお城」
 ティファリスは眼を輝かせて、城玄関ホールをきょろきょろと見回している。
 城の中には人っ子ひとり見当たらず、なにものかの気配は感じるものの静まり返っていた。魔術の産物か、カセドリアでは見たことのない不可思議な調度品が並べられ、四角や丸の構造物が空中でくるくると回転している。
「私はなにか、ぞっとしませんな。人の住む場所ではない気がします」
 ウィンビーンの感想は率直だ。ティファリスはたしなめる。
「ナイアス様は人嫌いと聞きます。失礼な言葉はいけませんよ」
「はっ。失言でありました。……しかし人嫌いにしても、案内のひとりくらい寄越してよいようなもの」
「やっほー!」
 突然場違いに陽気な声が響き、ふたりがぎょっとしているうちに、すごい勢いで空中からなにかが降りてきた。
 小柄な少女の背中に羽根が生えている。それをせわしなく動かしながらその人物は飛び回り、自己紹介した。
「擬似妖精のエラよ。ようこそ、カセドリアの女王様。……それとおっさんはだれ?」
「おっさ……! ウィンビーンと言う。カセドリア軍の――」
「ふーん。あ、ナイアス呼んでくるね! 研究に没頭するとねー、地震が起きても火事が起きても気づかないんだよ。おかげで落書きし放題!」
 エラは甲高い声でまくし立てるだけまくし立てると、風の速さでふたりの元から飛び去った。
 ティファリスは微笑んでそれを見送る。
「まあ、かわいらしい。擬似妖精に身の回りの世話をさせていると言うのは、本当だったのですね」
「おっさん……」
「どうしました?」
「いえ。古の時代は、ああいうもののオリジナルも溢れていただろうにと」
「そうですね……。かつての繁栄と平和を取り戻すためにも、この協定には成功したいものです」
 カセドリアとエルソードが手を結ぶ。このことが各国のパワーバランスにどのような影響を与えるか、混沌とした現状では測るべくもない。しかし大きな一石を投じることになることは間違いなかった。
「おお、ずいぶんと待たせてしまいましたのお」
 扉の開く音と共に温厚な声が言った。青い魔術師の衣装に身を包んだ、国王ナイアスがホールに姿を現した。
「お初にお目にかかります。カセドリア連合王国聖女王、ティファリスと申します」
「同じく傭兵将軍ウィンビーン」
「ナイアス・エルソードじゃ。ま、ま、堅苦しい挨拶は抜きにしようわい。いま擬似妖精どもに茶を用意させておるでの」
 朗らかに笑ったナイアスがゆっくりと貴賓室へと歩む。ティファリスはそこへ向かい、続こうとしたウィンビーンは後ろから袖を引っ張られた。
「おっさんはこっちよ」
 いつのまにかエラが後ろでパタパタと羽ばたいている。ウィンビーンは眉をしかめる。
「そういうわけにはいかん」
「王様同士の大事なお話でしょ。お付きはお付き同士でお話しましょ」
「そうなさい、ウィンビーン。わたくしはナイアス様とふたりで」
「しかし……」
 しぶるウィンビーンに微笑み、ティファリスはナイアスの開けた扉をくぐった。
 貴賓室はふんだんに毛皮を使った絨毯とソファ、そしてここにも幾何学的な調度品が並んでいる。巻貝のような渦巻きの中を光が駆け上っていくのを眺めながら、ティファリスは勧められたソファに腰掛ける。
「お気を使わせてしまいましたな。うちの擬似妖精は接客には向かないようじゃ」
「いいえ。とてもかわいらしいですね」
「お茶だよー!」
 ポットとティーセットを抱えた擬似妖精が数人、あわただしく部屋に入ってきて、がちゃがちゃと音を立てながらテーブルの上にカップを並べていく。ナイアスが穏やかな手つきでポットから紅茶を注ぎ、ティファリスに勧めた。
「さ、どうぞ。お口に合えばよろしいが」
「いただきます」
 たっぷりの砂糖を入れるのがティファリスの好みだ。芳醇な熱い紅茶をひと口すすり、ティファリスはおいしいと言おうとして、違和感を覚えた。
 甘い。砂糖とは違う、熟れ過ぎた南国の果実のような、異質な甘さ。
 それを認識したときには、手からカップが滑り落ち、目の前に暗い帳が降りてきていた。

***

 次に気がついたのは薄暗い広い部屋の中だった。
 エルフ特有の視力で視界には困らないものの、普通の人間なら真っ暗で壁も見えないだろう。床は気色の悪い、生肉のような肌触りで、ティファリスはあわてて上体を起こす。
「こ、ここは……」
「お気づきになられましたかな」
 闇の中に光で照らされたように、ふっとナイアスの姿が浮かび上がる。その口元には変わらぬ温厚な笑みがあった。
「ナイアス様、わたくしはいったい……」
 そこでふと身体の違和感に気づき、見下ろしたティファリスは悲鳴を上げた。
 愛用しているピンクの衣装はなく、一糸纏わぬ裸体をさらしていたからだ。隆起に乏しい乳房に桜色の果実が実り、金色のやわらかな草原が淡く足の付け根を彩っている。
 狼狽して胸を隠し、混乱の視線をナイアスに向ける。白い髭をたくわえた老魔導師は、ティファリスの様子など歯牙にかけずに言葉を紡いだ。
「我がエルソードはカセドリアなどと協定は結ばん。烏合の衆の連合王国など我が国の伝統の足元にも及びはすまい。わしが興味あるのはただ一点、始まりの王の正統な血筋を引く聖女王の身体のみじゃ」
「は? はぁ……」
「わしを為政者だと思うておったのがそもそもの間違い。ぬしと同じく実務はだれぞが行っておる。わしはただ単なる探求者じゃ。探求者として、これほど格好の素材を逃す手はないでの」
「おっしゃる意味が……わ、わかりません」
「わかる必要があるのはわしだけじゃ。知の探究者としてその身体、とくと研究させてもらおう。――いでよ!」
 掛け声とともに、ずわっとティファリスの周囲が盛り上がる。
 それは赤黒い不気味ないくつもの触手の束であった。ナイアスの声が続ける。
「わしがキマイラを開発したことは知っておろう。その過程でたくさんの副産物を産み落とした。これもそのひとつじゃ。じつにこの部屋自体が生きておる」
「い、いやっ!」
 にじり寄ってきた触手の一本からティファリスは身を避ける。しかしその後ろにも、横にも、すでに触手の牢は作られていた。恐怖にすくむ聖女王の前で、見せ付けるように触手がその先端の切れ込みをパックリと開き、とろりと汚らしい液体を滲ませた。
「ウィンビーン! たすけて!」
「ふぉっふぉ、あやつは別室で手厚くもてなしておる。いまごろは擬似妖精どもとねんごろじゃて」
「う、うう……。わたくしに対しての仕打ち、カセドリア連合王国を敵に回すおつもりですか!」
「もともと敵同士じゃろうて。それ、やってしまえ」
「きゃああ!」
 しゅるしゅると伸びた触手が、驚くほどのすばやさとしなやかさでティファリスの両手両足に巻きつく。まるで抵抗できないうちに、四肢の広がった恥ずかしい格好で身動きを封じられてしまう。
「よいよい、よい身体じゃ」
 美術品でも眺めるように、触手の束の向こうからナイアスは微笑んでいる。恥辱で真っ赤に頬を染めたティファリスは、かろうじてその好々爺然とした顔をにらみつけるのみだ。
 触れれば折れそうな細い腰に、ぬるりと毒々しい触手が巻きつき、螺旋を描きながらその腹を、薄い胸を進んでいく。首元で鎌首をもたげた触手は、カエルを見下ろす蛇のようにティファリスの顔と向き合った。
「うっ、お放しなさい! んぐっ!?」
 口を開いた瞬間を狙いすましたかのように、触手がティファリスの口腔へ突き入れられる。一気に喉の奥まで侵入され、動かない四肢をピンと張り詰めてティファリスは硬直した。
 喉を犯した触手が脈動する。ドクドクとなにかが喉から胃の中へ直接注ぎ込まれている。
「んぐ、ううう……!」
 苦痛と呼吸困難でぽろぽろと涙をこぼしながらティファリスは訳のわからないものの責めに耐えた。胃が重くなるほどたっぷりとなにかを吐き出した触手が、ずるりと喉から引き抜かれる。
「げほっ、げほ」
「ちょいときついお注射じゃったかの。さて……ここからが肝要じゃわい」
「いや……もう許してください。ウィンビーンに会わせて……はぁ……」
 ティファリスは自分の身体に火照りを感じる。
 呼吸が自然と荒くなり、得体の知れない疼きが下腹の方からこみ上げてくる。
「効いてきたかのお」
「な……なに? なんですかこれ……あうう……」
 一度意識した火照りはすぐに耐え難いまでの奔流となってティファリスの感覚を弄びはじめた。身体の異変に混乱が続く。ナイアスがぶつぶつと解説した。
「こいつは女性の愛液が大の好物と言う変わった合成生物での。分泌する液体は超強力な媚薬なのじゃ。人間なら果てに狂い死にしてしまうほどじゃが、エルフのぬしならだいじょうぶじゃろう」
「じゃろうって……ひどいです――ああっ!」
 大の字に緊縛されたまま、ティファリスは仰け反った。きめの細かい肌には珠の汗が滲み、全身が薄桜色に紅潮している。振り乱した金色の髪が輝く雪のように触手へ降り積もり、そして同じ金色に彩られた下半身の草原には、収まりきらぬ透明な愛液がふとももへと垂れ下がり始めていた。
「あうう、こんなの、おかしいです……! 気が、気が変になりそう」
「頃合じゃな。それ、おあずけは終わりじゃ」
 喜び勇んだ犬のように、いくつもの触手がもだえる身体へ向かった。
 可憐な太ももを這いずり、その付け根にある花園へ狙いを定める。気配で察したティファリスが、ほぼ忘我の状態にありながら叫んだ。
「いやっ、やめて!」
 触手は文字通り聞く耳なく、言葉とは裏腹な淫靡さに濡れる秘所へと丸く尖った先端を突き入れた。
「あううう!?」
 ティファリスは再び仰け反り、両足をガクガクと短く痙攣させた。
 苦痛しか与え得ぬはずの勢いで最奥まで貫いた触手は、しかし激越な快感を膣の中から脳へと叩きつけた。ティファリスは足を震わせて、すでにアクメに達している。
「それそれ、もっといくぞ」
 徐々に狒狒爺めいてきたナイアスの掛け声に合わせるように、触手がさらにまとわりつき、胸を、首筋を、犯していく。
 口のように開く触手の先っぽが両方の乳首にすいついて、巧妙に舐めすすり、桜色の綺麗な突起をピンと尖らせる。秘所へ長大な異物を受け入れて絶頂にあるティファリスは、さらなる刺激に声なき声で喘いだ。
 じゅっぷ、じゅっぷ
 濡れそぼる膣から水音を立て、触手が前後運動を開始した。
 足を大きく開いたまま、凛とした美しさに彩られていた聖女王は、律動のたびに足から腰にかけてをくねるように震わせて、快楽を享受している。
「ああ、あはっ!」
 我を忘れた喘ぎ声が喉からほとばしった。
 触手はさらに増え、薄い胸に巻きつこうとぬるぬると蠢き、乳首はいくつもの先端にかわるがわる舐め吸われしている。ふとももにはツル植物のように赤黒く這った触手が、その中心を犯すひとつとは別に秘所へ近づいた。
「ひっ」
 犯される陰唇の上にぷっくりと膨らんだ小さな豆粒に、それは遠慮なく吸い付く。ティファリスは蕩け始めた表情で息を呑み、忘我のつぶやきを放った。
「ああ……そこ、そこ弱いの……」
 それを汲んだかどうか、吸引を強くしたりざらざらの内部で刺激したりと、クリトリスに執拗な愛撫を加え始める。
 秘所を真っ向から犯す触手が、動きを激しくしてコンコンと子宮口を叩き始めた。
 ティファリスはその刺激に髪を振り乱し、絶叫を上げる。
「あううう! だめ、だめですっ、そんなにしたらまた――」
 ぐっと、触手が子宮の入り口をこじ開けるように先端を押し付けた。
「い、イク、いっくう!」
 痙攣しながら収縮する膣の動きと同時に、触手からも大量の液体が注ぎ込まれる。
 脈打ちながら子宮へと、媚薬の成分を含んだ触手の精液が落とし込まれ行く。
 ティファリスは触手が腹の中で蠢き、放出されたものの熱さを感じ取るたびに、背を仰け反らせた姿勢でガクガクと身体全体を震わせた。
 巻きついた触手からも液体が発射され、可憐な肉体をどろどろの白濁で汚していく。
 吸い付いた乳首からも、クリトリスからも液体が溢れ出し、うなじや線の細い顔も同様に汚らわしい液体で犯されいった。
 長い射精が終わり、ずるっと触手が股間から抜け出す。これだけのものが入っていたのかと思わせる長さであった。
 ぱっくりと開いてしまった秘所は、まだねだるようにパクパクと入り口を開いたり閉じたりし、注ぎ込まれたものと愛液とをシェイクさせた液体を逆流させてきていた。それが雪のような太ももから尻にかけて、濃い白の泡だった道を作っていく。
「ふむ……」
 ナイアスはぐったりとしたティファリスの媚態を眺め、しきりにうなずいている。
「ね、女王様どうだった?」
 いつのまにか現れたエラがその横で耳打ちした。真剣な表情で視線を固定させたまま、ナイアスは重大ごとのようにつぶやく。
「これは、あれが必要かもしれんわい……」
「あれ? まさか、あの……」
「うむ。あの禁断の魔法薬、アグラバイがな……!」

 
第二章 禁断の秘薬


「ああん……いいのぉ……」
 蕩けきった声が広く薄暗い部屋の中に、わずかな反響を響かせている。
 ティファリスは自ら触手を手に取り、股間へ導いて前後に律動させながら、もう片手で口元の触手をしごき、飴の棒のように舐めすすっていた。
 肉の輪の中で粘液質なものがこすれる水音が、卑猥にあたりへ響いている。
 口元の触手が硬直し、一気に膨らんで先端から白濁液を吐き出した。ティファリスは顔中にかかるそれを淫らに受け止め、舌を伸ばして口内へ収めていく。
「もっと……もっとかけてください……。気持ちいいの」
 すでに先ほどまでの凛とした可憐さは欠片もなく、淫欲に身も心も犯された姿がそこにあった。
「うむ、そこまでじゃ!」
 ナイアスの掛け声で、身体中に巻きついていた触手がしゅるしゅると引いていく。
 突然解放されたティファリスは、呆然とした表情でナイアスを見つめた。
「あ……どうして」
 股間を犯される刺激を無意識に欲しがり、手は自然と秘所をまさぐっている。
 何度注ぎ込まれたかわからない膣口から、出されたものと自ら分泌したもの、両方を指でかき混ぜつつ、指の動きのたびにだらだらとそれは床へ流れていく。
「次はわしの番じゃ」
 ナイアスが指をはじくと、突如大量の水が召喚され、ティファリスの頭上から降り注ぐ。
「わぷ、わっ!」
 じたばたともがいているうちに身体へ付着した汚れは洗い流され、ぬれねずみになったティファリスはぽかんと座り込んだ。少し理性が戻っている。
「見よ、聖女王。これが魔法薬アグラバイの力じゃ!」
 ナイアスは叫び、取り出したうす赤く輝く丸薬を口へ放り込んだ。その隣に浮いているエラは、あ~あと言う表情で見つめている。
「うぐ、うおおお……」
 苦悶するように身をかがめたナイアスの身体は、その中に別の生き物が入っているように、どくんどくんと全身を脈動させはじめる。
「おおおおはああああああ!」
 裂帛の声と共に、状態をのけぞらせたナイアスの身体から、青い衣装がはじけとんだ。正確には内部の膨張に耐え切れず、服が破れ散ったのだ。
 いまやナイアスの身体は隆々とした筋肉に覆われ、体積、身長ともに元の二倍はあろうかと言う風に膨れ上がっている。頭の三角帽子と、なぜか腰に巻いてあるふんどしだけはそのままで、小山のような肉体を見せ付けるようにナイアスは一歩進んで親指を立てた。
「フルマッチョナイアス、参上じゃ!!」
「い、いやああああ!」
 口をパクパクさせて呆気に取られていたティファリスは、ようやく悲鳴を上げた。
「むうううううううん……フルマッチョナイアス、フルエレクト!!」
 ドカン、と言う擬音がふさわしいような勢いで、ふんどしが急激に上へ持ち上がる。
 それは体躯に見合った超絶な存在感を、白い布の下に示していた。ティファリスはこめかみを引きつらせている。
「アーンド、フルオープン!!」
 キラキラ、と言う擬音がふさわしいような優雅さでふんどしが取り払われ、宙を舞った。引きつるティファリスの視線は股間の一物へ釘付けになっている。
 それは普段持っている杖ぐらいの太さはありそうな剛直であった。
 青黒くそそり立ち、血管が蜘蛛の糸のように走っている。ビクンビクンと蠢くそれを片手でしごきたてつつ、ナイアスはいくぶん野太くなった声で言った。
「ほとばしるロジック、いきり立つアカデミーを存分に味わうがよい!」
「い、意味がわかりません!」
「ふおおおおおお」
 ずしんずしんと足音を響かせて、へたり込んだティファリスへ駆け寄る。片手でその腰を抱き、軽々と持ち上げてか細い身体に狙いを定める。ティファリスはじたばたと暴れた。
「無理ですっ、そんなもの入りません!」
「安心せい、わしはお○○こなぞなんの興味もないわ!」
「は?」
「わしがインサートするホールはユア・バックドアじゃ!」
「なんですかそれ、まさか――」
 ナイアスが屹立の矛先を押し当てたのは、股間の後部に位置する可憐な菊花である。嫌な予感が当たったティファリスはもがいて抵抗する。
「やめ、やめてくださいっ」
「ええい、観念せんか。エラ、おとなしくさせてやれ!」
「あいよー」
 パタパタと飛んできたエラが、ティファリスの尻へ取り付いた。
 顔を寄せ、アナルに口をつける。舌が侵入してくる感覚に、ティファリスは息を呑んだ。
「だめ、そんなところ、汚いです」
「汚くなんてないよ。ピンク色でとっても綺麗」
「うう……」
 エラの舌と同時に、なにかが尻の穴から注入されている。
 どうやらすぼめた唇を菊門に押し当てて、唾液を注ぎ込んでいるようだ。
 同時に触手に体液を注がれたときとは比べ物にならない強烈な情動が直腸から湧き上がってくる。すぐさま、ティファリスの身体から力が抜けて弛緩した。
「擬似妖精の中でもエラだけは特製じゃ。こやつの唾液は先の触手の十倍の効力がある」
「そんな……そんな、もう、わたくし……」
 顔を火照らせて喘ぎ始めたティファリスは、だらりと両手両足を投げ出して、ナイアスの腕に身を任せている。尻から顔を離したエラが、片目をつぶって言った。
「オッケーだよ。お尻の穴も超一級品ね」
「それではいくぞい。パイルダー・オオォォォン!」
 ぐったりとしてしまったティファリスを両手で持ち上げ、ナイアスはゆっくりと自らの剛直の上へ導いていく。
 尻の穴に先端がめり込み、内部へ侵入してくる段に至って、ティファリスは目を見開いて叫んだ。
「あああううう!」
 信じがたいほど強烈な快楽が、尻に異物が挿入されていくにしたがって襲いかかってくる。ナイアスの手で腰と肩をつかまれたまま、ティファリスは弓のように背を仰け反らせて、喉から絶叫を放った。
「ふおおお、よいぞ、よいぞお!」
 こめかみに血管を浮かせたナイアスが、ずっぷりと巨大な一物を埋没させた。ティファリスの尻からはありえぬほど長大な肉の柱が生えている。ガクガクと足を痙攣させて、聖女王はエラの媚液に狂わされていた。
「ああう、あうっ! あうっ!」
 ナイアスがおもちゃのようにティファリスを上下に揺らし、一物を尻へ引き抜いては突き入れ、律動を開始した。なにも挿入されていない秘所の花弁からは、ねっとりとした白い愛液が分泌されて滴り始めている。
「あたしも混ぜてー」
 飛んできたエラがティファリスの上半身に取り付き、呼吸と喘ぎにせわしなく震える唇にすいついた。
「んうう」
 ティファリスは侵入してきた舌を訳もわからず自らの舌で迎え入れ、絡ませあう。すぐに脳天が真っ白になるような刺激が思考を焼いた。エラが口内に唾液を流し込んだのだ。
「うふふ。女王様狂っちゃうかも」
 唇を離したエラはいたずらっぽく笑い、ティファリスの上体につかまったまま、腰を振るナイアスの顔へ股間をおしつけた。
「ふごっ!?」
「ほら、ナイアスも舐めて。――あんっ、そうそう」
「いやあ、わたくし、もう変になる! もう――」
 絶叫に近い声で叫び、ティファリスが尻を責め立てられながらもだえた。ナイアスの剛直はまさしく貫くと言う表現が適当な勢いで、禁断の場所に出たり入ったりしている。
 濡れた金髪を大きく振って、ティファリスは全身を硬直させた。エラにしがみつき、何度も震える。
「あううう――い、イク……!」
「あはっ、お尻でいっちゃうんだ」
 ビクビクとティファリスは肩を痙攣させた。
「よいよい、よい締まりじゃ!」
 ナイアスが嬉々として叫び、エラに抱きついたティファリスは尻に何度も突き入れられながら、絶頂へ達していった。
「イクううう、もっと、もっとお!」
 喉を反らせて叫ぶ表情からはとうに理性が失われている。自ら積極的にエラの唇を求め始めた。
「ああん、女王様、エラも感じちゃうからぁ……。コラ、ナイアス。舌がお留守よ」
「ふぉ、ふぉおおおう」
 エラはティファリスと舌を絡ませあいながら、ナイアスの顔に股間をすりつけた。
 その間も激しい音を立てて腰と腰がぶつかり合う淫らな音が響く。
 目いっぱいひろがったティファリスの菊門には、秘所から垂れ落ちてきた愛液がたっぷりの潤滑を与えて、よりいっそうナイアスの責めをスムーズにしていた。
 くちゅくちゅと、粘液のこすれる様子が卑猥に流れている。
「あう、あうんっ」
「うふっ、さすがナイアス。最高の素材よ。あたしも挿れたくなってきちゃった」
 少し身体を離したエラが、自らの股間へ手をやり、そこからずるりとなにかを引き出した。
 それは小ぶりだがたくましく勃ちあがった肉棒である。思考能力を失って久しいティファリスは、それをうっとりと見上げた。
「ああ――ちょうだい、それ、わたくしに下さい……」
「どこにほしいのかなー?」
「おまんこ、ほしいの……」
「欲張りな女王様ね。ナイアス、向きかえてよ」
 ナイアスがティファリスの身体を仰向けから反転させ、下を向かせた。だらりと垂れたティファリスの四肢は、筋肉質の腕に持ち上げられたまま地面に届いていない。ナイアスが腰を突き出すたびに、ぶらぶらと揺れている。
 エラがその身体の下から抱きついて、股間に生やしたばかりの一物をこすりつけた。
「前も後ろもふさがれちゃったらどうなるのかな?」
「ああ――はやくぅ」
「いくよー」
 尻に刺さったナイアスの剛直の動きに引っ張られて、開いたり閉じたりを繰り返していた秘所へ、エラの肉棒が添えられた。
 涙のように愛液を流すそこへ、ずぶりと埋没させる。とたんにティファリスが上体を反らせて叫んだ。
「ああっ! いい!」
 エラも前後運動を繰り返しはじめる。いやいやと髪を振り乱し、ティファリスはさらに叫んだ。
「狂っちゃう、おかしくなる! 気持ちいいのっ、とまらない」
「うう、このおまんこよすぎるよぉ。ナイアスのとこすれてすごい……」
 エラは下からしがみついて、夢中で腰を振り続ける。ぬるぬると愛液で光らせた肉棒を小刻みな動きで叩き込んでいく。
 パンパンと激しく尻を犯していたナイアスが、目を見開いて叫んだ。
「ふおおおお! きた、きたぞお!」
 細かく顎が震え、目は血走ってよだれが飛び散っている。なおも腰の動きを強くしつつ、大口を開けて叫ぶ。
「射精の時間じゃ! 受け止めよおおお!」
「いやああっ! お尻に出さないで、これ以上されたら壊れちゃああ!」
「ふおおおおお!」
 根元まですさまじい剛直を突き入れ、ナイアスはガクガクと上半身を震わせながら硬直した。ティファリスの尻の中では、大量の精液が放ちつけられた。
 どくんどくんとポンプで送り込むように、ナイアスは欲望の塊を汚された聖女王へ注ぎ入れていく。脈動と熱いものが体内へ溢れる感覚に、ティファリスは半分気を失って目を剥いた。
「ああん、あたしもイっちゃうんだから!」
 眉をしかめて、エラも放った。
 まだ続いているナイアスの射精に合わせるように、愛液の泉へ小ぶりな肉棒から、擬似妖精の精液が放たれる。
 二箇所同時の射精にさらされ、か細い身体はただ硬直してそれを受け入れるしかない。すでに叫ぶ喉もつぶれたか、声もなくティファリスは喘いでいる。
「よきかな、よきかな……!」
 ナイアスが満足げに最後の一滴を注ぎきった瞬間、
「ウッ!?」
 突如心臓を押さえ、ティファリスの身体を放り出した。
「きゃっ!」
「あう!」
 投げ出されたエラはこめかみを筋立たせて胸を押さえるナイアスの形相を振り仰いだ。
 空気を求めるように口を動かし、天へ震える片手をさし伸ばして、ゆっくりとナイアスは巨体を後ろへと倒れこませた。地響きを立てて仰向けに転がったころには、その肉体はしおしおと元の大きさよりしぼみ、断末魔の形相で宙をにらみつけている。
「あ~あ。言わんこっちゃない」
 エラは呆れた調子でナイアスの上へ飛び立った。媚薬の効果もナイアスの魔力だったのだろうか、呪縛から解き放たれたティファリスが、なんとか上半身を起こして老魔導師の有様を見届ける。
「ど……どうしたんですか?」
「アグラバイの副作用よ。心臓発作の危険があるのに、勃起促進薬なんて使うから……」
「まあ……」
「また蘇生させなくちゃねー。生きのいい精気がたくさん手に入ったところだし、ちょうどいいか」
 エラが指をはじくと、壁の一部が開いてとなりの部屋の様子が明らかになった。
 何人もの擬似妖精がそこでは飛び回り、その中心に人影が倒れている。
 それはナイアスに負けず劣らずしおしおになったウィンビーンの姿であった。
「ちょっと絞り取りすぎちゃった」
「きゃーーーーっ!!」
 ティファリスの悲鳴が薄暗い部屋に響き渡る。
 五大陸の抗争は、ここにさらなる混迷を迎えたのであった。

                             ――おしまい
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2010/06/24 (木) | | #[ 編集]
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